何故わたしだったのだろう
何故いけなかったのだろう
何故 学ぶことを許されなかったのか
何故 進学を閉ざされたのか
何故 女に生まれたのか
何故 男に生まれなかったのか
アンタガオトコダッタラヨカッタノニ
あの言葉が何度も脳内を渦巻く
歯医者へ向う車の中
来週のクラスで何の曲をしようかと
ZUMBAミュージックを聴きながら
片隅では昔の記憶をたどっている
黄昏時の19号を走りながら
経済的理由なら、自分で奨学金を借り何とかして大学へ行かせて欲しい
それがダメなら働きながら専門学校へ行かせて欲しいと懇願しても
男が大学に行かないといけない
弟の為に就職してお金を入れろと
わたしがいかなる努力をして自力で進学しようとも
進学の道を選ぶことは許されなかった
女性として生まれたことが間違いだったのか….
そもそもわたしは望まれていた子だったのか
わたしは存在してよかったのか
ずっとそういう不安を抱えて生きてきた
子供を産めば親の気持ちはわかる
と世間一般的に言われることもある
だから、わたしはいつか母の言葉を理解できる時がくるのかと思っていたが、
そんなことはなかった
わたしが子供を産んでわかったことは
母の異常なまでの男の子へのこだわり
わたしなら
アンタガオトコダッタラヨカッタンノニ
なんて言わない
このセリフ
今だに言われる